2014-02-25
海士智也

タイポグラフィーライブ! with mtワークショップ

教員の海士です。カイシです。
初めてこのブログの記事を書きます。

さかのぼること1ケ月強(もっと早く書いてろよというツッコミはご容赦ください)、1/11(土)に同じグラフィックデザイン専攻の渡部先生とワークショップを行いました。

「タイポグラフィーライブ! with mtワークショップ」というワークショップです。

「タイポグラフィーライブ」はもともとデザイン雑誌の企画から始まった、私が高校の模擬授業などで行っているワークショップですが、造形大生から「大学内でも開催してほしい」とリクエストを受けていたものでした。渡部先生も「mtワークショップ」というマスキングテープの「mt」を使ったワークショップをやっており、「今回合同でやりますか。」という話になりました。

しかも、今回は本当の「ライブ」、つまりタイポグラフィーのデザインを実況中継してしまおう、という新企画を立て、世界的な賞をたくさん獲られているグラフィックデザイナーであり、抜群のタイポグラフィー技術をお持ちの高谷廉さん(AD&D)をお迎えして、ライブ実況デザインをやっていただくことになりました。
実はもともと、デザイン誌での「タイポグラフィーライブ」も高谷さんと僕とがコラボレーションで行った企画でした。(このときも、ダントツに高谷さんの方が仕上がりは上手かったんですけど、トホホ)

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Helveticaという書体と、Times New Romanという2つの欧文書体を自由につかって、A4の誌面の中に作品を構成します。紙や素材を切って貼ったり、そして何より!今回はmtが使いたい放題でした。

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これだけのmtが使いたい放題ですよ!mt好きには天国。

言い忘れていましたが、今回入場無料でしかもどなたでも参加できるというオープン企画にしました。造形生も、他の美大生も、中高生も、大人も子供も、老いも若きも男も女も全ての人にグラフィックデザインの楽しさを知ってほしかったからです。

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事前申し込み無しの飛び込み参加性だったので、何人集まるか不安でしたが、あれよあれよという間にすごい人に。延べ約70名の方が教室に集まってくださいました!

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高谷さんの仕事っぷりは丁寧そのもの!精度の高いラフとそれを落としこんでいく手業、これを書画カメラで撮影し、プロジェクターで投影したのですが、特に学生さんが羨望のまなざしで見ていました。

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短い時間制限の中、みなさんがだんだん無口になり、集中タイム!この緊張感がライブの醍醐味です。最後はあわただしく完成品が次々とでき、最後は高谷さん、渡部先生、私の3名で完成作品の講評会をしました。

当日にとどめておくのはもったいないので、素晴らしい完成作品をいくつか紹介したいと思います。これに限らず本当に素晴らしい作品ばかりでした!みなさん楽しんでもらえたようで何よりでした。最後にちょっと真面目な話をしますと、同じ文字素材を使っているのに何故ここまで表現の差が生まれるんでしょうか?そこにグラフィックデザインの面白さがあるのかもーしれませんね!!

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