2010-08-04
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展覧会を観に行こう(大阪編・群馬編)

夏休みを利用して、大阪で開催している展覧会も観てこようと思っています。

私が学生の頃から大ファンの横尾忠則さんの展覧会「横尾忠則全ポスター」。とにかく「全ポスター」なんです。800点を超えるポスターは必見です。作品集はたくさん持っているので、たぶん、作品は知っているモノがほとんどだと思います。しかし、実物をリアルサイズで観ることに大きな意味があります。図書館で作品集を見て「観た気分」になっていてはいけません。「観る」と「見る」は違うのです。

「福田繁雄のヴィジュアル・ジャンピング」は、大阪のDDDというギャラリーで9月4日まで開催しています。DDDギャラリーは、大日本印刷が運営しているグラフィックデザインのギャラリーで、東京・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリーとは姉妹ギャラリーです。福田繁雄さんは昨年亡くなってしまいましたが、ユーモアたっぷりの作品は世界中で評価されてきました。私の師匠である田中一光と同世代の代表的なグラフィックデザイナーです。

群馬県立近代美術館では、野又穣さんの展覧会「もうひとつの場所 野又穣のランドスケープ」が開催中です。

野又さんの幻想的な作品は、絵画でありながらファンタジックなデザインでもあります。幻想と現実の境界線を行ったり来たりしながら、在りそうで、でも非現実的な世界を描いています。その作品群はどれも雄大です。