2015-10-05
助手
ちょっとした工夫で見えてくる世界
こんにちは。
あっという間に10月に突入し、すっかり秋模様ですね。
10月の16,17,18日には造形大学毎年恒例のCS祭(芸術祭)が開催されます。
造形大学の雰囲気を知りたい方や、卒業生の皆さんも、ぜひ遊びに来てくださいね!
さて。今週もグラフィック専攻の近況をお伝えしていきます◎
先週の木曜日はグラフィックデザイナーの福島治さんが特別講義に来てくださいました。
スライドを流しながら福島さんがお話をしてくれます。
こちらの写真は、日常の物と物を組み合わせて撮影したもの。
色んな物を組み合わせる事によって、新しい何かを発見します。
まずはこの写真。一体なんでしょう…鼻…?毛……??
何かが、ピロッと出てます。
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答えは、パーティ付け鼻の鼻部分と、ひじき。
ひじき!
「意外と”ひじき”が使えるんですよ。」と、福島さん。教室に笑いが湧きました。
もうひとつ興味深かったお話は、
「コンパクトカメラを肌身離さず持ち歩き世の中を観察する。」ということ。
福島さんが撮影した写真がコチラ。
・新装開店のお知らせで大号泣している男の子
・幼稚園の卒園式前の風景
・人工呼吸の練習台人形
日常的な光景の中に、非日常的なモノが入ってくる事によって、
普段見過ごしてしまうような物事に気が向くようになります。
福島さんはコンパクトカメラを持ち歩いて撮影する事で、
”人が何かに興味をもったり、参加しようとしたり、気持ちが働くには何かきっかけが必要らしい。”
ということに気が付いたそうです。
日常の中には、何かを発見するきっかけが沢山転がっているという事がよくわかりますね。
ちょっとした工夫で世界の見え方は変わります。
福島治さん、この度は貴重なお話を どうもありがとうございました!!
助手/山浦