2010年06月の記事
2010-06-08
長井 健太郎
サッカーのワールドカップがもうすぐ南アフリカで開幕します。
おかげで代々木競技場に、坂本龍馬がかり出されています。
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ちょっと退屈そうに見えるのはポーズのせいか…。
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それはさておき、ワールドカップもグラフィックデザインの視点から見ると面白いかもしれません。
特にユニフォームのデザインは各メーカーごとに相当力を入れているはずです。
背番号のタイポグラフィや色使いのバランス等も意識して試合を観てみてはいかがでしょうか。
長井 健太郎
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本日、2年生の基礎科目「グラフィックデザイン基礎演習BI」の講評を行いました。
今回のテーマは「小説の表紙をデザインする。」というもので、
1)各々が選んだ小説のストーリーを5つのキーワードを挙げて分析・説明
2)実際のデザインを分析
3)自分だったらどのようなデザインにするかの提案(ラフスケッチ)
4)デザインラフの作成
というプロセスを経て、最終デザインの提案を行うという課題です。
小説の内容とデザインの整合性をじっくり考えることで、ブレのないデザインコンセプトの立案、及び表現の定着を目指しました。
実際並んだ作品を見ると、それぞれ独自の解釈やアイデアがあり、講評も授業終了時間ギリギリまで続きました。
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票が集まった作品を見ながら、みんなで意見交換。
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クラスメイトの作品のクオリティに驚愕する二人…。
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自宅の近くにある居酒屋に良く行きます。
その居酒屋には日本酒や焼酎がとてもたくさんあって、1本1本に貼ってあるラベルのデザインが違います。太い筆で力強く書かれたもの、細い筆でサラサラと書かれた繊細なもの、明朝体やゴシック体などさまざまです。
美味しいお酒を飲んでワイワイと楽しむことは当然なんですが、仕事柄、お酒のラベルも気になります。ラベルのデザインが、そのお酒の味を視覚化しているともいえるので、ラベルのデザインが良いものはやっぱり美味しい気がします。
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その居酒屋さんのためにデザインされたポスターが店内に飾ってあります。
イラストレーションは私が描きました。デザインは東京造形大学の客員教授で、グラフィックデザインの大御所、私の大先輩になる長友啓典先生です。軽やかなデザインがステキです。
キャッチコピーは友人のコピーライター三井浩さんの作です。三井さんはキリンビールやプロギアというゴルフクラブのコピーを書かれている有名な人です。今度、アドバタイジング(広告)の授業で特別講師をお願いしたいと考えています。
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そして、なんとこの居酒屋さんではナポリタンスパゲティが食べられます。いつもではありませんが、運が良ければ作ってもらえます。居酒屋でナポリタン、不思議だけど美味しいです。私はナポリタンが大好きです。
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2010-06-07
未分類
いま、仕事で文字を描いています。デザイン用語で「タイポグラフィ」といいます。
文字はたったの4文字。FとEとEとL、FEELという単語です。
コンピュータのキーボードを叩けば、簡単に「FEEL」の文字がモニタに出てきますが、そのままでは今回の仕事(ブックデザインの仕事)に最適な空気感が出てきません。コンピュータの中には何千という書体(フォント)が入っていますが、どれを選んでもシックリ来ないのです。
そこで、まったく新規にレタリングをすることにしました。イメージが近い書体を参考にしながら、一文字一文字を描いていきます。少しずつ美しいラインになるように、直線や曲線を考えながら線を引いていきます。たった4文字ですが、とても根気がいる作業が続きます。実際に使用するサイズは小さいのですが、レタリング(文字のデザイン)はモニタ一杯に拡大して微調整をしていきます。ほんの少しでも間違えると、文字は途端にヘンな文字になってしまうので、注意深くていねいな作業の連続です。長時間続けていると頭が煮詰まってしまうので、たまに他の仕事に切り替えたり、コーヒータイムにしてちょっと休憩したりして気分を変えます。
そうすると文字は少しずつですが、確実に美しいカタチになっていきます。その美しくなっていく瞬間は、疲れをすっかり忘れさせてくれるので、「もっと美しくしよう!!」という気持ちがフツフツと湧いてきます。この気持ちはまるで麻薬のようなもので、一度知ってしまうとすっかり中毒になってしまいます。
グラフィックデザインに限らず、すべてのデザインは完成したものよりも、制作のプロセスの中にあるこの「麻薬」が楽しいんです。
このデザインプロセスの中にある「麻薬」は、けっしてあの人生を破滅させてしまうテレビニュースに出てくる「麻薬」とはぜんぜん違います。誤解の無いように。
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美澤 修
3年生の「ビジュアルコミュニケーションD-1」の授業です。
この授業の前半では「広告作品は0から作られている」事を徹底的に理解し学生達の意識をいままで外から見てきた良い意味での批評家だった者から、制作者(創作者)への転換をはかるためのに行っています。0から作るには徹底的な計画性と最終イメージの緻密さとそれを定着させるためのプロセスが大切であり必要です。今日の授業は各学生が大好きな広告作品を集めてきて、その作品の制作者になったつもりで解説していきます。もちろん実際につくったデザイナーに話をきいているわけではないので、正解の回答があるわけではありません。おのおのが「こういう意図でこれを定着させるにはこういう写真をとったにちがいない」という話をするわけです。例えば広告写真については、私がカメラマンになりすまし、学生がアートディレクターになり、私(カメラマン)に学生がどんな写真をとってはしいかをプレゼンしていきます。例えば「きもちい空をとってきてください」ならば学生はどんな空がきもち良い空かを説明します。それは「5月ののどかな朝6時ぐらいの澄み切った空で光はコントラストが強くなく、まわった感じ」とかです。みんな、今まで、感覚で制作していたのですが、定着させるためのプロセスを考えるため、頭がぐちゃぐちゃになっていたみたいです。
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時間があったので、ちょっと足を伸ばして「芸術の森」に行きました。
札幌出身の葛西薫さんの展覧会が開催されています。葛西さんの仕事はだれもが知っている「サントリーの烏龍茶」があります。とてもス〜ッとした気持ちの良い空気感のある広告です。どこにもバリバリとデザインされていないような穏やかな世界が表現されていて、私も大好きなデザインです。
ちょうど葛西さんが会場にいらっしゃって、いろいろとお話しをさせていただきました。
葛西さんの作品に感動をした後、芸術の森を散歩しました。
ちょうど「北海道立体美術展」が開催されていて、いくつもの作品が公園のいろんな所に展示されています。
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作家のひとが自らマイクを持ってみなさんに作品を解説しています。
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札幌市在住のアーティスト、山田良さんの作品。池の中に立てられた小さな小屋です。
小さな子供たちが恐る恐るブリッジを渡っています。
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6月4日に札幌でグラフィックデザイナー協会の総会がありました。4日は全国の代表幹事たちが集まって、この一年の活動報告や今後の計画を発表します。九州や東北の方々の活発な意見が飛び交います。グラフィックデザイナーは仲がよいので、和気あいあいとした会議でした。
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会議はこんな感じで進みました。
一番奥の中央に日本グラフィックデザインナー協会会長の勝井三雄さんが見えます。
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会議の後は楽しいパーティです。北海道といえばジンギスカン。みんなでパクパク食べました。その後、「HABANA」という楽しいキューバ音楽のバーでデザインについて語り合いました。
大阪から来られた杉崎真之介さん(左)と荒木優子さん(中央)。日本グラフィックデザイン協会の事務局も大忙しな一日でした。事務局の諫山さん(右)
2010-06-04
福田 秀之
今日は3年生の「ビジュアルコミュニケーション?C ?」の講評会、テーブルに納まりきれないほどの力作がズラッとならびました。
テーマは「怒」。世の中に対する怒りや不満など、自身が良くないと思うことをグラフィックデザインという手段で解決しようという取り組みです。公共マナーの悪さに対する怒りから、環境問題、腰パンや草食系男子に対する怒りまで、さまざまな怒りが爆発?しています。当初、テーマに戸惑っていた学生も、ディスカッションを重ねスケッチを繰り返すうちに、デザインで問題解決するということがどういうことなのか、だんだんと実感できてきたようです。
プレゼンテーションと講評・議論も白熱し、あっという間に過ぎた3時間でした。
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2010-06-03
助手
今日の「ビジュアルコミュニケーションA?」の授業は、前期の折り返しで講評会でした。
課題のテーマは「携帯電話」。学生のだれもが使っている携帯電話をテーマに、マナーや資源の問題、利点や欠点などをいろいろな角度から検証していく課題です。当然のことですが、30人の学生ひとりひとりが取り上げる問題点は異なります。同じような問題点を取り上げても、それぞれの学生によってその解釈も違えば、訴えたいメッセージも違います。30人30通りの作品が、教室のテーブルを埋め尽くします。
学生たちは、これまで行ってきた中間発表や日頃のディスカッションをしながら各自が制作に専念してきたので、初めて見る他の学生の作品に興味津々です。
私の授業で行う講評会は、学生ひとりひとりが一番良いと思う作品に一票を投じる所から始まります。どれが一番なのか、一点一点を真剣に見ていかなければなりません。まるで審査会のようです。投票の結果、グランプリから2位、3位と順位が発表されます。たくさん票を獲得した学生は、うれしそうです。票が入らなかった学生は、どうしてなんだろうと反省を始めたりもします。
講評会が始まると、さらに更にその緊張感は増してきます。学生の発表のあと、投票した学生のコメントを聞きます。私はできるだけ客観的なコメントをしながら、経験の中からのアドバイスや今後の制作活動へのヒントを伝えます。
学生たちは真剣な眼をして話を聞いたり、メモをとっています。長時間の講評会なので、集中しすぎるとちょっと疲れてきたりもしますが、みんな熱心に参加しています。
講評会は、制作した学生と周りの学生、そして私との真剣勝負です。グラフィックデザインの可能性を求めてみんなでディスカッションしていると、日頃、私が自分の仕事場では感じることのできない「教育の現場」を実感します。
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2010-06-02
美澤 修
CI計画の授業では、現在グループで色々な企業の「企業理念」やら沿革、商品等をリサーチして、それがどうグラフィックデザイン(ブランドコミュニケーション)へ繋がっているかを勉強しています!一つのロゴをデザインするためには表現の方法を習得するだけではなく、色や形が「なぜ?そのように決定されたのか」が大切です。写真はスターバックスを解剖し検証し考察したプレザンテーション風景です。プレザンテーションには一時間にも及ぶ大作です!
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