2010-08-12
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いま、1000ページにもなるとんでもなく分厚い作品集を編集。デザインしています。
何年もかかって制作しているプロジェクトです。
1000ページもあると、全体を把握することがなかなかできません。しかし、ブックデザインは全体を把握して、キチンとしたアートディレクションをしないと良いデザインはできません。
全体を把握するためには、1ページ1ページの積み上げが必要です。そして、全部を積み上げたとき、はじめて全体像が姿を現します。それからまた細部に戻ったり、全体を見たりの繰り返しをしながら本のデザインは進んでいきます。
下の写真はツカ見本といわれる製本見本。使用する用紙でページをつくり、実際のモノと同じ体裁を確認するものです。
この分厚さには眼がくらみます。
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私は高校生の頃から横尾忠則さんが大好きでした。もちろん、今でも大好きです。私のアイドルのような方です。
今はグラフィックデザインではなく、アーティストとして活動されています。ツイッターも大人気のようです。
雑誌「アイデア」で大特集です。
先日のブログで書いた「横尾忠則展」とのタイアップ企画だと思いますが、最高に楽しい編集になっています。
この一冊があれば、横尾さんのダイジェストはわかります。
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書店でぜひ実物を見てください。
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最近、観たい展覧会がたくさん続いています。
東京現代美術館で10月3日(日)まで開催の「こどものにわ」展。夏休み企画だと思いますが、ちょっと面白そうです。
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これから始まる展覧会では、「石元泰博 桂離宮」と題した写真展。
石元先生は写真界の大御所で、私の師匠である田中一光も尊敬していたスゴイ写真家です。
ずいぶん以前にも石元さんの写真で桂離宮の作品集が刊行されたのですが、今回は別の視点から製作された写真集だそうです。
作品集は私の大先輩である太田徹也さんです。黒インクにグレイインクを2色の合計3色の印刷だから、きっと写真の再現性はとても良いと思います。早速、本屋さんへ行かなければ。
展覧会は8月18日(水)から9月15日(水)まで、東京・銀座にある松屋銀座7階・デザインギャラリーです。
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照明デザイナーという職業の人がいます。東京タワーやお城、ビルなどをライトアップしたり、建築物の照明をデザインしたりする専門家です。私の知り合いに面出薫さんという照明デザインの第一人者がいます。その人が作品集を出版されたので、出版記念パーティに行ってきました。明治神宮の照明計画も担当されているので、会場も明治神宮の中にあるホールでした。
グラフィックデザインやプロダクトデザイン、ファッションデザインなどとは異なって、照明(光)はカタチがありません。実態のないモノをデザインしていくおもしろさと難しさを理解するのにとても役立つ書籍です。
本屋さんで立ち読みでもしてください。
グラフィックデザインばかりではなく、照明デザインのコトも勉強しておくと視野が広がり、発想が豊かになると思います。
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パーティ会場の隅にも、こんな照明を使った作品がありました。
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ブックデザインは、田中一光デザイン室時代の先輩である廣村正彰さん。タイポグラフィだけのデザインですが、背景には光を感じるトーンがデリケートに入っています。とても端正で品格のある装丁です。
面出さんの作品集は、5年前に私もデザインしました。2冊セットで見てください。
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東京造形大学と多摩美、武蔵美、女子美、日大芸術の学生有志による展覧会を観てきました。
新宿・四谷にあるギャラリーPaMaで8月14日まで開催です。
学生が自主的に作品を製作して、大学を飛び出して街の中で展覧会をすることは素晴らしいことです。大学の中ばかりで勉強していても、それだけでは井の中の蛙になってしまいます。
外に出て、他の大学の学生たちと交流しながら、いろんな試行錯誤を繰り返し、失敗したり上手くいったりの経験が大切です。
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グラフィックデザイン2年生の岩渕由樹サンの作品「ひと」。
作品はそんなに大きくないのですが、引き込まれていくような世界が描かれています。
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絵画専攻の伊藤彩さんの作品
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出展者のポートレイトがイラストレーションの作品になっていました。
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私が伺ったときは、残念ながら東京造形大学の学生は不在でした。
折角なので、ギャラリーにいた3人をスナップ。武蔵美、多摩美、日大の3人でした。(どの人がどこの大学かはわからなくなりました。ごめんなさい。)
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表参道ヒルズで開催してい「梅佳代写真展 ウメップ」を観てきました。
「それは、すべてを肯定するチカラ。」というキャッチフレーズのとおり、どの写真も唸ってしまいます。極めて普通のスナップ写真なのに、そのどれもが一瞬のシャッターチャンスを逃さない写真です。
写真は理屈ではなくて、一瞬一瞬をズバッと切り取る感覚なんだと実感します。
8月22日(日)まで開催中。
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アーティストの大竹伸朗さんの展覧会が開催されています。9月3日(金)まで、東麻布のTAKE NINAGAWAというギャラリーです。
小さいギャラリーで、大竹さんの作品(オブジェ)が1点だけ展示されています。しかし、見応え十分です。
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先日、私の事務所から独立して活躍中のグラフィックデザイナー古平正義さん、水野学さん、平林奈緒美さん、山田英二さんの4人による展覧会のオープニングにいってきました。
展覧会タイトルは「SCHOOL OR GRAPHIC DESIGN」展です。場所は東京都中央区勝どきにある@btfというギャラリーです。このギャラリーを運営しているのは、アートディレクターの青木克憲さんです。青木さんはサンアドから独立して、キリンビールやラフォーレやいろんな広告でビックリ・ドッキリする大胆なデザインを創る人です。
著書「SCHOOL OR GRAPHIC DESIGN」は、その企画段階から編集、デザインにわたる4人の打合せを公開する講座が@btfにおいて開催されました。その一部始終を展覧会のカタチで発表しているのが今回の展覧会です。
見応えがたっぷりで、学生やこれからグラフィックデザインを勉強しようと考えている人にはピッタリです。
8月29日(日)までやっています。急いで観に行ってください。
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オープニングパーティで挨拶をする水野学さん(右)。
右から水野さん、奥のカベにいるのが青木さん、古平さん、平林さん、山田さん。
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ギャラリーのオーナー青木克憲さん。広告界のスーパースターです。
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右端では古平さんが取材を受けています。
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いろんなメモがたくさんピンナップされています。制作途中に交わされたいろんなディスカッションの熱気が伝わってきます。
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4人が制作した著書「デザイン・オブ・グラフィックデザイン」の表紙
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学生にみなさんは、なかなかコンテストに挑戦しません。どうしてなんでしょう?
ぜひ、このページを読んで欲しいと思います。
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私の名刺もシンプルなデザインにしています。自分の名前を相手に伝えるのが名刺です。過剰なデザインは必要在りません。